12日、日本での総代理店である光岡自動車が発表した、ロンドンタクシー『TX1』には数々のバリアフリー対策が盛り込まれている。そのいくつかを紹介しよう。
●車椅子がそのまま積載できる
TX1の車体左側、つまり歩道側の床面には車椅子用のスロープが標準搭載されている。簡単な手段で緩やかなスロープを延ばすことができ、大型の電動タイプの車椅子でも難なく車内に導くことができる。車内には座席用と車椅子固定用、二つのシートベルトが設置されており、安全性も折り紙つきだ。
●視力の弱い老人にも見やすい手すり
シートの先端や入口には黄色く塗られた丈夫な手すりが設置されている。これは視力の弱い老人などにも目立ちやすくする、認知が容易にするためになされたという。
●リアシートにチャイルドシート組み込み
リアシートのアームレスト部がチャイルドシートに早変わりする仕組みになっている。簡易的なものではあるが、欧州の安全基準をクリアしているもので、安全性は非常に高い。