日産の新しいデザイン・アプローチ、今後の日産量産車のスタイリングがエキサイティングなものになるとアピールするショーカーが『フュージョン』だ。……というのは日産のPR資料からの引用だが、そのとおり信じたくなる秀作。
フュージョンをデザインしたのはニッサン・デザイン・ヨーロッパ社、チーフデザイナーはシュテファン・シュバルツ。シュバルツはピニンファリーナに在籍したこともある才能だ。「新しいデザイン」とはいえ、日産の伝統=技術力、日本車メーカーとしてのアイデンティティは忘れなかったという。それゆえの車名フュージョン、すなわち「融合」か。
クルマとしてはミドルクラス・4シーター・4ドアセダン、エンジンについては資料はなし、トランスミッションはハイパートロニックCVT。全長4639mm、全幅1762mm、全高1450mm、ホイールベース2680mm。ということはこれが次期『プリメーラ』のスタディと考えてもあながち間違いではなかろう。