運輸省は、全国で初めて女性の自動車検査官が誕生すると発表した。10月1日付けで大阪陸運支局なにわ自動車検査登録事務所に配置される。運輸行政は51年経つが、女性検査官は初めてのこと。
全国で初の女性自動車検査官となるのは森本美由紀検査官(27)で、運輸省の大阪陸運支局なにわ自動車検査登録事務所で、車検などの検査に携わる。森本さんは、1995年7月に運輸技官として運輸省の大阪陸運支局に採用され、以来、自動車検査業務に5年3カ月にわたってたずさわってきた。現在、自動車検査業務に携わっている女性の運輸技官は、森本検査官を含めて全国に4人が在籍している。
運輸省では、自動車の検査にユーザーサービスの向上が求められているなかで、女性の受検者も増加していることから、森本検査官に続く女性自動車検査官の誕生に期待するとしている。