前年比66%増---保険会社が泣きたくなるこの数字

自動車 社会 社会

日本損害保険協会は25日、昨年度の自動車盗難に関する保険金支出の中間集計を発表した。それによると1999年度の保険金支払い総額は400億円に達し、これまで過去最悪の記録だった1998年度の数値を大幅に更新。前年比66%の支出増となった。

昨年、協会に加盟する35社に「自動車が盗難された」ということで、車両保険の適用を求めた届け出数は全社合計で3万件。保険金の支出総額は実に400億円にも達し、過去最悪だった前年を大きく更新した。これは自動車の盗難件数が年々増加しているためで、今年は上半期だけですでに2万5763件となり、前年同期比27.5%増となっており、来年度も過去最悪記録を更新することは必至な情勢となっている。

協会では警察に取締りの強化を、メーカーに対しては盗難防止装置の設置を呼びかけているが、今ひとつ効果が上がらないのが実情のようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集