アメリカ運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が発表した最新の月例報告書によると、現在GMの1車種と、フォルクスワーゲンの2車種について、詳細な技術調査を行っているという。
これはユーザーからの指摘などで、安全上の問題が多数寄せられた事案についてNHTSAが独自の調査を行うというもの。調査の結果、異常が認められた場合、NHTSAはメーカーに対してリコール実施の勧告を行うことができる。
今回「早急に調査すべき事案」として持ちあがったのは、GMグループのサターンが販売していた1994〜1995年型のサターン『Sシリーズ』のシート。リクライニングギアが経年劣化で磨り減ったりしてロック機構が働かなくなり、突然後方に倒れるという危険性が指摘されている。
対象となるのは、およそ40万台で、GMは審査の結果にドキドキとしている。