スクラップ&ビルド---日産、関連会社株また手放す

自動車 ビジネス 企業動向

日産自動車は21日、同社が筆頭株主となっている関連プレス部品メーカー、ヨロズ(本社横浜)の全発行株式の17%をアメリカの部品メーカーであるタワーオートモティブ社に22日付けで譲渡すると発表した。日産は今期連結決算黒字化という公約達成に向けて次々と関連会社株を売却しており、販売不振が続くなかで、公約の達成可能性は高いとみられている。

しかし、そうしたなかで優秀な部品メーカーが次々と欧米メーカーに狙い打ちされていることに「日本の自動車産業が誇る技術や品質の低下につながるのでは……」と憂慮する声も一方では出てきている。日産は売却額を明らかにしていないが、ヨロズ株の現在の株価から、売却額は数十億円程度になるとみられる。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集