自動車NOx法の改正案を検討している環境庁は、自動車NOx法適用地域として新たに名古屋市とその周辺地域、京都府の一部、兵庫県西部地区などに拡大することを決めた。車種規制でも新たに乗用車を加えることを決めた。
自動車NOx法は、保有平均年数を超える古いディーゼル車は走行できなくなる法律で、NOxの環境基準を達成していない自治体が多い首都圏と近畿圏の196市区町で実施されている。環境問題が深刻化していることやNOxに加え、PMも新たに問題視されていることから、NOx法を見直す。
NOx法が適用される特定地域を名古屋市、岡崎市など名古屋市とその周辺も対象に加えるほか、環境悪化が深刻な京阪神地区も新たに特定地域にする。 車種規制もこれまで、トラック・バスだけだったが、今後はディーゼル乗用車も加える予定で、特定地域内では古いディーゼル車は使用禁止となる。