プジョーの撤退発表以来、長い間、アラン・プロストの頭を悩ませていたエンジン問題だが、このほど2001年からフェラーリ・エンジンのカスタマー供給を受けることが正式に決定したようだ。
すでにフェラーリ・エンジンをペトロナスと銘打って使用しているザウバーと同様に、有償で旧型エンジンを使用することになる。これによって売却寸前までいったチームもとりあえず安泰となり、来季もプロストの名を維持することができそう。ジャン・アレジのチームメートにはペドロ・ディニース(現ザウバー)が最有力で、そうなれば600万ポンド(約12億円)がチームにスポンサーフィーとして入ると見られる。
フェラーリが今シーズン使用しているティーポ049エンジンがプロストに供給されることになるが、その金額はなんと1670万ポンド(約33億円)。それでもチームは「ポテンシャルが上がる」と、この契約を喜んでいる様子である。早ければ、今週のイタリアGPで正式発表が行われるだろう。