フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は、IT(情報技術)に特化した販売店向けの情報網の運用を一部で開始した。
これまで販売用の資料などは、VGJの本部から各販社に対して郵送したり、運輸業者などを用いて配送したりしていた。しかし、これは輸送コストが掛かり、専従の担当者を置く必要があるなどコスト面の負担も大きく、同じ情報を一度に、同じタイミングで提供できないなどの問題もあった。これらの問題を解消するため、同社は2002年までに「ディーラーITネットワーク」という名称で呼ばれるインターネットを使ったインフラ網を整備し、販売店同士の横の連携も含め、情報をリアルタイムで共用できるシステムの開設に着手していた。
このシステムの導入により、VGJでは「郵送などに掛かるコストを大幅に削減できるだろう」とみている。