【改善対策】フォードジャパンもファイアストン製タイヤを回収

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ブリヂストンのアメリカ子会社、ファイアストン社製のタイヤを装着したフォード『エクスプローラー』で、アメリカ国内において、これまでに62人が死亡していることを受け、フォードジャパンは問題とされるタイヤである『ATX』、『ATX II』、『ウィルダネスAT』を装着した1104台を回収し、他のタイヤに交換するという改善対策を運輸大臣に届け出た。

改善対策の対象は、フォードジャパン1996年8月から1999年12月に輸入した726台と、近鉄モータースが1990年11月から1992年9月に輸入した378台。届け出によると、高温下で空気圧が不足した状態で、160km/h以上の高速で走行すると、タイヤ表面のゴムがはがれ、破損する恐れがあるとしている。

この空気圧不足も通常の使用で生じたものではなく、フォード側が横転を防止するため、意図的に低くして、ユーザーに推奨していたというもの。今回の一連の騒動以降、フォードは「タイヤの空気圧を高めろ」と推奨する側に転じている。

元々、フォードは今回の回収を「リコール」として届け出たが、運輸省の「日本の道路事情では、時速160km/h以上の高速で走ることはないだろう」という判断によって、改善対策に落ち着いたという経緯もある。

《石田真一》

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