ここ5戦で完走1回と、運に見放された感のあるポイントリーダー、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)だが、アグレッシブすぎるそのドライビングが批判の的となっていることに関してこう反論した。「僕はタフなレーシングドライバーだけど、映画の主人公のランボーじゃない。それに、ここ2レースではトラック外に押し出されたのは僕のほうなんだよ」
加えて娘のジーナ・マリアがドイツGPの1コーナーでクラッシュしたショックを慰めてくれたという微笑ましいエピソードも披露した。「家に帰ったらジーナが心配そうな目をしてこう言ったんだ。『パパ、またグラベルでレースを終えたわね』って。もう、僕は笑うしかなかったよ。突然、気持ちのなかの霧が晴れたんだよ!」
先週フィオラノで行われたテストでは、悪天候のなか、今シーズンのウィークポイントであるスタートの練習に力を入れていたというシューマッハー、娘のために今度こそ納得のいくレースを期待したいところだろう。