今度のオーストリアGPで記念すべき100戦目を迎えるデイビッド・クルサード(マクラーレン)。サンマリノGPで事故死したアイルトン・セナの後を継ぐかたちでF1にデビューしたのが94年だが、今回のエントリーによって大先輩であるジャッキー・スチュワートの99戦という記録を抜いてスコットランド人F1ドライバーとしては最多出場となる。
「記録には全然こだわっていなかったけれど、100戦っていうのは響きがいいね。あのジャッキー・スチュワートでさえ99戦なんだから、僕はスコットランドの記録保持者になるわけだ」と、笑顔で語ったクルサード。
A1リンクについては「最初の90%はいいんだけど、最後の部分がやっかいなんだ。でもたくさんのオーバーテイクが見られるし、いいレースが展開されるサーキットだと思うよ。最後尾スタートから2位でフィニッシュできた98年はすごく楽しかった」とコメント。初のワールドチャンピオン獲得という栄冠に向けて、クルサードの気合いは充分だ。