モナコ・グランプリが今日から始まった。このグランプリは木・土・日と変則的に開催される。事前にここでテストを行なうことは不可能なので、初日の自由走行はまず路面状況を判断する日だ。
一般舗装路はサーキットより滑りやすいのでガードレールに激突するクルマが続出する中、BARホンダのドライバー、ジャック・ビルヌーブとリカルド・ゾンタは共にトラブルフリーだった。BARホンダはあえてニュータイヤを使わず、予選に向けてのセットアップに専念した。
ジャック・ビルヌーブ (12位)「初日としては悪くないね。メインストレートの最後あたりで路面の凹凸に車体が当たるけど、それ以外の挙動は非常にいい」
リカルド・ゾンタ(17位)「午前中はすごく速かったんだけど、その後セッティングを変えてから伸びなくなった。ちょっと方向性を間違えたのかも」
保坂武文(本田技術研究所 マネージング・ディレクター)「ここ2レースほど信頼性の問題が出てしまいましたが、再発はさせません。パワーを向上させると同時に燃費性能を上げることにも成功しました」