トヨタ、バーチャル人体モデルを活用した交通事故シミューレーター開発

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トヨタ自動車は、車両衝突時の障害を詳細に再現・分析可能なバーチャル人体モデル「THUMS(サムス)」を開発した。豊田中央研究所と共同開発したもので、骨格、皮膚、靭帯などを8万を超える要素に分け、コンピューター上で交通事故遭遇時における傷害解析を行う。

衝突安全性の試験・実験では通常、衝突ダミーが使用されているが、人体各部の傷害内容を正確に予測するには限界がある。サムスは、コンピューター上の人体モデルで、全身をより人体に近い形で再現。車両衝突シミュレーションと合わせ、衝突時の骨折や間接の傷害について詳しい解析を可能とした。今後は骨格や皮膚だけでなく内臓や筋肉も順次組み込み、人体全体を網らしていくという。

トヨタは他の研究機関にサムスを提供することも検討している。

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