トヨタ自動車は、コンビニエンスストア5社とNTTコミュニケーションズと共同で、マルチメディア端末のプラットホームを開発・運用する新会社を設立する。設立は4月13日付。
新会社名は「イープラット」で、本社を東京都中央区におく。資本金は1億円で、ファミリーマートが35%、サークルケイが25%、サンクスアンドアソシエイツ、スリーエフ、ミニストップが各10%、トヨタとNTTコミュニケーションズが各5%ずつを出資する。
新会社では、トヨタがディーラーに設置している「Gazoo」の端末に、各コンビニの仕様を取り入れ、機能を高めた次世代端末を採用し、同端末を媒体とした広告事業の展開や電子商取引(EC)の関連事業向けに代金収納システムの販売、公共・行政サービスの共同コンテンツなどの開発・販売を行う。
また、EC代金収納についてもシステムの統一を図り、約1万3000店のコンビニ網におけるスタンダードモデルの構築を目指す。
7月にEC代金収納システムの開発を完了するとともに増資を実施。9月には新端末の試作機を導入し、来年6月までには全店に導入を完了する。