環境庁は、2007年から実施する予定だった新長期排ガス規制を前倒しする。2004年までに決定する予定だった規制値や燃料品質についても前倒しする。
環境政策を従来の「NOX(窒素酸化物)重視からSPM(浮遊粒子状物質)重視に転換する」ため、実施時期や規制値、燃料品質について中央環境審議会で詳細を詰める。
大型トラックは、2004年の新短期排ガス規制が始まって、1〜2年してすぐに新長期排ガス規制となる可能性が高く、トラックメーカーは大混乱となりそうだ。一方、環境庁はこれまでSPMを重視してこなかったことに対して「行政の責任であり、反省している」との弁。