ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、BMW『K1200RS』のエンジンに不具合があったとして、運輸大臣に対してリコール(無償回収・修理)を届け出た。
これらのバイクでは、原動機のオイルポンプハウジングにおいてサーモスタット・エレメントを固定するクリップ溝に加工不良のものがあり、そのままの状態で使用すると、最悪の場合クリップが外れて潤滑油が流出し、原動機が焼き付き、走行不能となる。 また、原動機のシリンダーヘッドにおいて、ウオータージャケット加工穴に圧入されているシールプラグの取り付け方法が不適切なため、そのままの状態で使用を続けるとシールプラグから冷却水が漏れ、最悪の場合オーバーヒートに至るおそれがある。 リコールの対象台数は1997年1月から99年7月までに輸入した計817台。国内の不具合件数は1件で事故は無し。 |