東京都は都内を走行するディーゼル車に対して排ガス浄化装置(DPF)の装着を義務付けを柱とする公害防止条例改正する。石原都知事が8日の都議会で明らかにした。違反車には、罰則も盛り込む方針。
都では、8月末から11月まで「ディーゼルNO運動」を展開するなど、ディーゼル車が排出する窒素酸化物(NOx)や黒煙を問題視してきた。そして今回、条例改正によって本格的にディーゼル車の大気汚染に待ったをかける。
都の条例改正では、代替え車のある小・中型車のディーゼル車はガソリン車へ代替えを転換する。代替え母体の無い大型トラックなどはDPFの装備を義務付け、違反車には罰金などの罰則を課す。