フィアットは乗用車部門のフィアット・アウトのロベルト・テストーレCEO(最高経営責任者)が年末で辞任するとともに、イタリア国内・外の18工場を閉鎖、再編することを決定した。後任の社長には商用車部門のイベコ社のジャンカルロ・ボスケッティCEOが就任する。
フィアットの第3世界向け小型車、『派力奥』(パリオ)が来年6月から中国で生産されることになり、上海国際モーターショー会場で発表セレモニーが行われた。イタリアのフィアット・アウト社と中国・南京の地元メーカーとの共同プロジェクトは、合弁会社設立から6年を経てニューモデルの生産許可にこぎつけた。
イタリア自動車産業を牛耳るフィアットもGM傘下になった。実態としてはアルファロメオやランチアを従える大規模メーカーなのだが、コンパクトカーのデザインではつねに世界のリーダー的存在。今回のブースは『スティーロ』がメインで、傘下のフェラーリからF1を借りてきて出品。