フィアットのジュゼッペ・ムーチョ社長は、赤字の続く乗用車部門フィアット・オートのトップに、フォルクスワーゲン出身のヘルベルト・デメル氏を指名した。同氏は、11月15日に、社長に就任する。
フォルクスワーゲン(VW)とフェラーリは、それぞれの子会社であるアウディとマセラティとの間で、技術・流通・金融の各部門で提携を結んだ、と発表した。共同で新型車を開発することも視野に入れている。このことでVWがフェラーリを傘下に収めるのではないか、との観測はいよいよ強まっている。
フィアット『パンダ』が、20年以上のモデルイヤーを経て、ついに新生なった。新しいパンダはスモールシティSUVをコンセプトに、クリーンなラインと明解なスタイリングを受け継いでいる。
経営再建中のフィアットのジュゼッペ・ムーチョ社長は、2月に経営の指揮をとり始めて以来、初めての主要なトップ人事を行うことを決めた。赤字の続く乗用車部門には、フォード欧州の社長を8月に辞めたばかりのマーチン・リーチ氏を指名した。
フィアットはトールボーイ・コンパクト・ハッチバックの『パンダ』量産型をフランクフルト・モーターショーで発表する。ショーと前後して発売される予定。『ジンゴ』という車名のコンセプトカーとしてすでに予告されていたが、市販車として一般公開されることになる。
フィアット・オート・ジャパンは、スポーツセダンのアルファロメオ『156』とステーションワゴンの同『156スポーツワゴン』をリニューアルして9月13日から発売する。ジョルジェット・ジウジアーロによってフロントデザインを刷新した。
イタリアのフィアットが9月に発売を予定していた新型車の名称は、当初予定していた『ジンゴ』(Gingo)から、旧型車と同じ『パンダ』(Panda)に戻すことが決まった。
今月に入り、人員削減や増資などの再建策を打ち出したフィアット。しかし、その再建策の柱とも言えるGM(ゼネラルモータース)による自動車部門の買収は、法的に問題があるとの見方が浮上し、再建に暗雲が立ち込め始めている。
口さがないことで有名なのがイギリスのコラムニストたちだが、そんな彼らが、世界一醜いクルマ(The World's Ugliest Car)を認定した。それが、フィアット『ムルティプラ』だ。
経営危機に陥っているイタリアのフィアット社は、経営悪化の元凶となっている自動車部門を再建するため、新たな資本注入が必要との声明を発表した。資本提携しているGM(ゼネラルモーターズ)や債権銀行団に要請する見通しである。
イタリアのフィアットは26日、経営再建策の一環として1万2300人の人員削減を実施する、と発表した。同社の発表によると、人員削減の中心はイタリア以外の国にあるトラクター部門や、トラック部門が中心となる。
米国の格付け機関の大手、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、GM(ゼネラルモーターズ)の長期債務の格付けを一段階引き下げたと発表した。
GMとフィアットは、GMメキシコがフィアット車を販売することで合意したと発表した。両社による長期的な事業関係の構築・発展を視野に入れて、フィアット社が今後、品質、安全性、デザイン面で優れた製品を生産し、GMメキシコがそれらを販売するとともに、競争の激しい市場で支援する。
スズキは、ハンガリーのマジャールスズキで生産する『イグニス』(日本名『スイフト』)に、GMとフィアットの合弁工場で生産されるディーゼルエンジンを調達することを明らかにした。
スズキと伊フィアット・オートは、新型SUVを共同開発することで基本合意したと発表した。両社はともにGMグループだが、協力関係を結ぶのは事実上初めて。両社が共同開発する車両は、スズキの新しいAセグメントのプラットフォームをベースにした5ドアの小型四輪駆動SUVで、ガソリンとディーゼルエンジンを搭載する。