電気自動車(EV)を技術共有方式で開発するSIM-Drive(川崎市)は28日、先行開発車第2号を『SIM-WILL』として発表した。搭載するリチウムイオン電池の容量を1号車より4割増やし、351kmの航続距離を達成した。
SIM(シム)ドライブは28日、試作EVの2号車『SIM-WIL』を公開。一充電の航続距離で351kmを達成し、同社の清水浩社長は「これまでの電気自動車開発30年の歴史の中で、最も素晴らしものが完成した」と紹介した。
日本のEV(電気自動車)ベンチャーの代表格と言えるシムドライブは、母体となった慶應義塾大学電気自動車研究室との合同展示を、今回の東京モーターショーで特別に設置された「スマートモビリティシティ2011」で行っている。
CEATEC航空電子ブースには、シムドライブの電気自動車(EV)の第1号車となる『SIM-LEI』が展示されている。人数限定ではあるものの、先進性あふれる運転席に着座することもできる。
シムドライブは12日、ダッソー・システムズと、電気自動車の先行開発事業で提携契約を締結したと発表した。その会見の席上、清水浩社長は先行開発車事業第3号を実施する決定をし、同日から参加機関を募集すると発表した。
ダッソー・システムズの末次朝彦社長は12日、シムドライブとの共同会見の中で「3次元モデルは新たな伝達ツールであり、言語である」と強調し、同社が進めている3Dによるデザインがさまざまなところで利用されていくとの見方を示した。
9月12日にシムドライブとの提携を発表したダッソー・システムズは、仏航空機会社ダッソー・アビアシオンを起源とするグループ・ダッソーのソフトウェア開発企業だ。同社の「CATIA(キャティア)」は多くの自動車会社で使用されている。
シムドライブと仏DASSAULT SYSTEMESの日本法人ダッソー・システムズは9月12日、東京都港区において、シムドライブが進めているEV(電気自動車)の先行開発車事業について、3年間にわたる提携契約を締結したと発表した。
EV(電気自動車)ベンチャー企業シムドライブは9月12日、2012年2月23日から2013年3月31日までの期間で、先行開発車事業第3号を実施することを決定し、参加機関の募集を開始すると発表した。
8月23日に神奈川県藤沢市で試乗会を行った慶應義塾大学の電動フルフラットバスは、同大学電気自動車研究室教授の清水浩氏が確立したテクノロジーを活用している。しかし初の大型バスということで苦労した部分もあったようだ。
慶應義塾大学の電動フルフラットバスが、8月23日に神奈川県藤沢市で試乗会を行った。同大学電気自動車研究室教授の清水浩氏は、構造面でも斬新さにあふれていることを試乗中に解説した。
SIM-Driveと東京アールアンドデーは、改造型EVの開発事業領域における合弁会社として、「株式会社stEVe」(スティーヴ)を設立したと発表した。
電気自動車(EV)の世界的な普及を目指し、先行開発車の試作企業として2009年8月に発足したSIM-Drive(神奈川県川崎市)が着実に事業を展開している。5月に1号車の『SIM-LEI』を発表したのに続き、来春の完成を目標に2号車と改造車(コンバージョンEV)の開発を進めている。
シムドライブの先行開発事業第1号EV『SIM-LEI』は、デザインもきわめて個性的だ。とくに後ろ姿は「特異」と言葉が似合うほど。キャビンをリヤに向けて大胆に絞り込んだことで、他の何にも似ていない強烈な個性が生まれた。
震災の影響で正式発表が見送られていたシムドライブの電気自動車(EV)『SIM-LEI』が18日、東京ビッグサイトで開催中の技術展示会N+で初めて一般公開された。3月29日時点でプレス向けに公開されたものから、さらに改良が加えられていた。