日産自動車は、品質データを改ざんしていた神戸製鋼所のアルミ板材について安全性に問題ないことを確認したと発表した。
神戸製鋼所が20日夜、東京都内のホテルで緊急会見を開き、同社が行う自主点検に反して従業員が過去の不正を隠していたことを公表した。本社に設置した相談窓口へもたらされた匿名情報によって、10月19日に判明した。
ホンダは19日、四輪車に関する安全宣言を出した。神戸製鋼所が品質を保証する書類を改ざんして、要求基準に合わない製品を顧客に納品していた問題で調査を終えた。
SUBARU(スバル)は10月19日、検査データ改ざんが発覚した神戸製鋼所製のアルミ板について、ボンネット(フロントフード)に使用しているが、すべての安全基準をクリアしていることを確認したと発表した。
トヨタ自動車は10月19日、検査データ改ざんが発覚した神戸製鋼所製のアルミ板について、一部の車両のフード(ボンネット)やバックドアなどに使用されていることが分かったと発表した。
帝国データバンクは、製品データの改ざんなどの不正問題で揺れている神戸製鋼所の国内主要企業との取引先実態調査を発表した。
神戸製鋼所(川崎博也社長)は17日、米国司法省から、同社がアメリカの顧客に対して販売した製品の使用不適合に関する、書類の提出要求を受けたことを明らかにした。
顧客への製品引渡時の品質を保証する検査証明証のデータを改ざん。神戸製鋼所が顧客の要求仕様に合致しない製品を供給していた影響は、オートバイを製造する国内全メーカーに波及する勢いだ。
データ改ざん問題に揺れる神戸製鋼所が、すでに公表しているアルミ・銅製品以外でも、光ディスクなどに使われるターゲット材と、自動車部品などに使用される鉄粉製品でも性能検査データの改ざんがあったことが明らかになったという。
神戸製鋼所がアルミ部材などの品質データを改ざんしていた問題で、自動車メーカー各社が対応に乗り出している。
神戸製鋼所は8日、同社のアルミ・銅事業部門と同部門のグループ会社において、所定の製品仕様に適合していない製品を不正に出荷していたと発表した。出荷期間は2016年9月1日から2017年8月31日まで。
神戸製鋼所は、米国のUSスチールとの北米での自動車用ハイテン鋼板製造合弁企業であるPRO-TECコーティングの生産能力を増強すると発表した。
神戸製鋼は7月11日、中国浙江省平湖市の特殊鋼線材二次加工拠点「神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司(KSP社)」において増設工事を行っていた酸洗設備の稼働を開始したと発表した。
神戸製鋼所は、5月24日から26日にパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017」に出展する。
神戸製鋼所は5月10日、韓国Novelis Korea社と、アルミ板圧延品を製造する合弁会社を設立すると発表した。