神戸製鋼所は品質データを改ざんして納入した製品の安全性検証について進捗状況を公表した。
品質データを改ざんした不正な部材供給先525社のうち、510社で安全性を確認、進捗率は97%になった。
このうち、部材の供給先である顧客は安全性を確認したのが377社、顧客が当面の間は問題はないと判断したのが123社、神戸製鋼が安全確度が高いと判断したのが10社だった。
安全性が確認されていないのが自動車や缶材向けのアルミ板の6社、自動車、鉄道車両向けのアルミ押出品の2社、半導体や端子向けの銅板の7社。
過去1年分を対象とした同社グループの自主点検で検出した不正品を納入した顧客、直接納入先以外の顧客の製品で、即時使用停止や、直ちに製品を回収する必要があると判明した事案は現時点では確認されていないとしている。