神戸製鋼所は、中国での自動車用アルミパネル事業拡大を目指し、中国宝武鋼鉄集団傘下の宝山鋼鉄股份有限公司および宝武鋁業科技有限公司と合弁会社を設立したと発表した。
この合弁会社は、アルミパネル用連続熱処理および精整工程を統合し、中国国内の自動車メーカー向けに高品質なアルミパネルの製造・販売を行う。
合弁会社の設立は、自動車メーカーのCO2削減ニーズに対応するためのものだ。新会社の名称は「宝鋼神鋼汽車鉄板(上海)有限公司」で、資本金は約10億人民元となる。出資比率は神戸製鋼所が50%、宝山鋼鉄と宝武アルミが合計50%を占める。製造拠点は三門峡(中国・河南省)と天津の2カ所に設置される。