新型三菱『パジェロ』(4日発表)は、フロント部分のコーナーを大胆に削ぎ落とした「ダイヤモンドカット」が特徴的なデザイン。そこに位置するヘッドランプの中には様ざまなアイデアが織り込まれている。
新型三菱『パジェロ』(4日発表)のデザインは、パジェロの歴代モデルと同じく、「オフロードの機能をカタチにする」というコンセプトを継承し、それをさらに「深化」させたもの。フロント部分のダイアモンドカットも操作性や空力性能を高めるためのデザインだ。
従来、三菱『パジェロ』のRVらしさを演出していたのは、エクステリアのデザインはもちろんだが、センターコンソールの一番上にあった3連メーターと言ってもいいだろう。電圧や油圧、温度や方位を示すコンパスが一体となったもの。
三菱『パジェロ』は、最上級グレードの「SUPER EXCEED」のみにカーナビが標準設定され、他のグレードでは純正カーナビを装着するか、オーディオレスのオプションを選んで他社製ナビ(ディーラーオプション、もしくは市販)を装着することになる。
排気量3.8リットルおよび3リットルの2種類のV6エンジンを搭載する三菱自動車の新型『パジェロ』。3.8リットルV6はアイドリング近辺で約25kgm、2750rpmで最大トルク34.5kgmを発生するという力強さ、3リットルV6はリーズナブルな価格設定が売りだ。
三菱自動車の上杉雅夫プロダクトエクゼクティブは4日、新型『パジェロ』の会見上で「パジェロに乗るユーザーは皆、どれだけ長く使っているかということを自慢する」と述べた。
三菱自動車第二車両実験部マネージャーの今井昭好氏は、感慨深げに語る。「初代『パジェロ』が誕生したのは私の娘が生まれた年でした。その娘が結婚した今年、4代目モデルを送り出すことができました。思えば、パジェロとの縁が深い人生でした」
新型三菱『パジェロ』にとってライバルの多そうなSUV市場だが、三菱自動車商品戦略本部商品企画部主任の林実洋(ハヤシサネヒロ)さんは「パジェロは全く逆の考え方」なのだという。
4代目となる三菱『パジェロ』新型は、一目見てパジェロだとわかるようにデザインテイストを踏襲している。この「パジェロらしさ」は先代より2代目の影響を強く感じる。
新型で4代目なる三菱『パジェロ』(4日発表)。ターゲットとなるユーザーは40歳代から50歳代をメインに上は団塊世代くらいまで、これから自由な自分の時間を持つ行動派の人たちとしている。
新しい三菱『パジェロ』にも『アウトランダー』に引き続き、アメリカの高級オーディオメーカーのロックフォード社と共同開発したオーディオが装備されている(上級グレードには標準装備)。
4代目『パジェロ』も先代同様ロングボディとショートボディが用意されている。ヨーロッパで人気のショートだが、国内では今まで需要は少なかった。しかし、時代の変化によって、女性もSUVに抵抗なく乗るようになってきた。そこを狙って三菱自動車ではショートを拡販したいと考えているようだ。
4代目『パジェロ』の想定ユーザーは40歳代から団塊世代の人たち。しかし、CMでは若い夫婦が「遠くへ。PAJERO」をキャッチコピーにクルマに乗って得られる新しい感動を表現している。
三菱自動車は4日、新型『パジェロ』を発表、発売した。これに合わせて同社と同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、2007年仕様ダカールラリー(通称:パリダカ)参戦車両、「パジェロエボリューション」を公開した。
4日、新型『パジェロ』発表会に、ラリードライバーであり、新型パジェロの開発アドバイザーでもある増岡浩さんも登場した。