7代目となる新型『アルト』は先代のファニーすぎたエクステリアデザインの反省からか、オーソドックスなスタイリングに回帰。ファニーなデザインが好みなら『アルトラパン』にすればいいのである。しかし中身は大きく進化。
新型『アルト』でまず評価すべきは、ノンターボでも動力性能的にほぼ不満がなくなったという点だろう。
副変速機構付CVT。なにやらむずかしい名前だが、そんなこと軽自動車のメインユーザーであるアラサー&アラフォー女子には、わかりゃしない。
営業畑の人たちからは、「こんなにデザインに凝らなくていいからもっと安く作ってくれ」という声もあったという。
バリエーション拡大の一途を辿り、もはやその機能性の高さ&広がりを乗用車の側から考えた場合に、はたしてこのまま“軽”のくくりの中で優遇していていいものかどうか、と考え込んでしまう近頃のKカー。
今回の『アルト』は、普通に良くできたクルマという印象だ。
“軽”の『アルト』が、コンパクトカーに肉薄する勢いで一新された。外観は“LEGO”のジドウシャのようだった先代から一転、『スイフト』にも通じる存在感に。プレスドアを採用し、ドア開口は先代より大きく、乗降性もいい。
VWとの提携を発表し世界戦略に向けた姿勢を更に強化するスズキ。中型セダン市場に初参入となる『キザシ』も、北米市場への販売を予定しているスズキの意欲作だ。
マツダは、軽自動車『キャロル』を全面改良し、12月17日からマツダオートザム系、マツダ系、マツダアンフィニ系販売店を通じ販売を開始した。
スズキは16日、都内のホテルで新型『アルト』の発表会を行った。その記者会見の席上、鈴木修会長兼社長はアルトについて「私にとって、大変印象深いモデル」と話し、しみじみと続けた。
鈴木修会長兼社長は東京での発表会見で、新型『アルト』は発売後も軽量化を中心に燃費性能の向上に取り組み、段階的に改良する方針を明らかにした。
スズキは、低燃費で経済的、気軽に使える軽自動車の新型『アルト』を12月16日から販売開始した。
スズキ『アルトコンセプト』のフロント周りの立体表現にはとてもこだわったと四輪技術本部第一カーラインチーフデザイナー、神尾晃さんは話す。
スズキは第41回東京モーターショーに『アルトコンセプト』を出品した。これは、近々発売される7代目『アルト』の先行出展である。デザインは「世代を超えて受け入れられる」ことをコンセプトとしており、それをベースに“質感”にこだわったという。
近々モデルチェンジが予定されているスズキ『アルト』のコンセプトモデルが、第41回東京モーターショーに出品されている。