ジュネーブモーターショーは、3月6日のプレスデーを皮切りに開幕した。フォルクスワーゲン(VW)は、6日の会見で、新型『ゴルフ・ヴァリアント』のワールド・プレミアを飾った。
「Special feature」VW GOLF GTI×山田まりや/「From UCG」野田義彦/「The Cinema of UCG Choice」渥美志保/「古くても乗りアーモ!」大矢アキオ/「チーフテスターのアルバム」笹目二朗/「輸入車10年前ニュース」/実は最もガイシャらしい!?「VW GOLF」
フォルクスワーゲンは、3月6日(火)から18日(日)まで開催される第77回ジュネーブ モーターショーで、新型『ゴルフ・ヴァリアント』を世界初公開する。
特集「フォルクスワーゲンの直噴ツインチャージエンジン」世界初の「TSI」エンジンの技術的特徴 既成概念の打破とは 過給システムの構成 ターボと相性がよい直噴エンジン エンジン本体と燃料噴射システム TSI エンジン搭載車の性能/ほか /最新技術「最新技術・最新情報」
米NHTSAは、フォルクスワーゲン社の『ジェッタ』、『ゴルフ』、『GTI』、『R32』、『ニュービートル』などの小型車を中心とした79万台のリコールを発表した。問題箇所はブレーキランプで、ブレーキを踏んでもランプが正常に作動せず、事故につながる可能性が指摘された。
スーパーチャージャとターボを組み合わせたTSIエンジンを搭載するVW『ゴルフGT』には、数多くの魅力的な専用アイテムが採用されている。
VW『ゴルフ』の「GT」というグレードは今まで、「GLi」と同じ2.0リットルの自然吸気エンジンがラインアップされ、トランスミッションも6速ATを組み合わせていたが、この1月からはスーパーチャージャとターボの「TSI」エンジンが搭載され、トランスミッションもスピーディなシフトワークが楽しめる「DSG」に変更になった。
VW『ゴルフGT』に新たに採用されたスーパーチャージャとターボを組み合わせた「TSI」エンジンは、今後はさまざまなクルマに搭載されていくのだろうか。TSIエンジンを開発したフォルクスワーゲンAG 新技術担当広報のクリストフ コーネン氏に話を聞いた。
「TSIエンジンを開発するうえで、一番苦労したのがスーパーチャージャジャーとターボが切り替わる際の、トルクの落ち込み抑制や違和感を感じさせない味付けでした」と語るのは、VW『ゴルフGT』に新たに採用された「TSI」エンジンを開発したフォルクスワーゲンAG新技術担当広報のクリストフ・コーネン氏。
「現在は、低回転域をスーパーチャージャー過給で賄っていますが、すでに低回転域のトルクを電気モーターでフォローするハイブリッドシステムの開発も進めています。TSIエンジンはハイブリッドシステムの基礎となるシステムでもあるのです」
VW『ゴルフGT』のエンジンが2.0リットル直噴の自然吸気から、1.4リットル直噴エンジンにスーパーチャージャとターボを組み合わせた、ツインチャージャーエンジンに変更された。
フォルクスワーゲングループジャパンは6日、『ゴルフ1.6FSI』や『ゴルフトゥーラン1.6FSI』など10車種のドライブシャフトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
1.4リットルツインチャージャーエンジンを搭載したフォルクスワーゲン『ゴルフGT TSI』の性能・燃費は、ライバルと比べて相当高次元でバランスしている。
フォルクスワーゲン『ゴルフGT TSI』の1.4リットルTSIエンジンの最大の特徴は、スーパーチャージャーとターボのふたつの過給器を協調制御することで、低回転から高回転まで段付きなしにブーストをかけるという、新しい過給システムだろう。
新型VW『ゴルフGT TSI』はじめ、欧州車の過給器はエンジンをより高効率化、“ミニマイズ”するための技術だ。ひとくちにミニマイズといっても、単に小排気量エンジンに高ブーストをかければOKといった簡単なものではない。