BMWは16日、新型『X1』のティーザー写真を1点追加公表した。この写真は今月上旬に公開された部分アップ4点に続くもので、新型の全体像がほぼ確認できる。
BMWは2008年10月のパリモーターショーで、『コンセプトX1』を披露。同車は『X3』や『X5』など、BMWのSAV(スポーツアクティビティビークル)シリーズの入門車に位置づけられる。このコンセプトX1が、ほぼこのままの姿で2009年末、X1として発売される。
X1のボディサイズは、全長4457×全幅1789×全高1535mm。ホイールベースは2760mm。X3と比較すると、全長は130mm短く、全幅は65mm狭く、全高は140mm低い。ホイールベースは35mm短い。とくにX3対して140mmも低い全高が、X1のスタイリッシュさを際立たせている。
エクステリアは大型キドニーグリルとデュアルラウンドヘッドライトが、BMWのアイデンティティをしっかり主張。サイドはX3やX5と同様に、前後のオーバーハングを切り詰め、大きめのフェンダーアーチを組み合わせた。直6エンジンの搭載を想定して、ボンネットフードが長くなっているのも見て取れる。
エンジンなどの詳細は公表されていないが、『1シリーズ』や『3シリーズ』と共通と思われ、ガソリンは最大出力170psの2.0リットル直4、ディーゼルは最大出力177psの2.0リットル直4などが用意される見込み。もちろん、3.0リットル(231ps)のストレート6も搭載される。駆動方式はBMWの4WD、「Xドライブ」だ。
新型X1は、9月のフランクフルトモーターショーで正式発表。生産はドイツのライプツィヒ工場で行い、欧州市場へは今年末に投入される。ティーザー写真も2回目となれば、その全貌公開も間近のはずだ。