カーナビメーカーのアルパインは、1つの画面で、運転席からはカーナビ、助手席からはビデオを同時に見ることができる、新しい液晶ディスプレーを開発した。開催中のフランクフルト・モーターショーにおいて、ジャガー『R-D6』コンセプトに搭載して公開された。
同製品は、シャッター・ディスプレー(Shutter Display)と名付けられており、運転者の邪魔をしないようにしながら、助手席でビデオを楽しむ、という難題を解決するために開発された。
1つの画面で、見る方向によって異なる画面が表示される仕組みで、助手席でDVDなどのビデオを見ている際には、運転手からは黒い画面しか見えない。助手席からビデオを見ながら運転手がカーナビを使用することも可能。
技術的には、カーナビやビデオの他に、ゲームやテキストメッセージを表示させることも可能という。同社によると、商品として発売できるのは12〜18カ月先になるとみられている。