ベルギー予選で3番手グリッドを獲得し、決勝レース序盤でも表彰台圏内を守る走りを見せていたトヨタのヤルノ・トゥルーリ。だがドライタイヤへ変えるタイミングを見誤ったせいで大きく後退、結局残り9周でティアゴ・モンテイロと交錯し、リタイアに終わった。
ニック・ハイドフェルド(ウィリアムズ)がブラジルGPも欠場することが決定的となった。ハイドフェルドは、イタリアGP期間中に負った怪我のリハビリをスイスで行っていた最中にバイクと接触した。肩甲骨を骨折したほか、指を数本脱臼した模様。
ブリヂストンは12日、ウィリアムズF1チームと2006年シーズンからポテンザF1タイヤを供給する複数年の契約を交わしたと発表した。ウィリアムズへは1999年と2000年のタイヤ単独供給の時期にタイヤを供給したことがある。
ベルギーGP序盤には6位を走行し、入賞が期待されたB・A・R・ホンダの佐藤琢磨。だがセーフティーカー後のリスタートで前を行くミハエル・シューマッハに追突。両者リタイアという残念な結果に終わった。
ベルギーGPレース終盤、マクラーレンの1-2フィニッシュを阻んだウィリアムズのアントニオ・ピッツォニア。ピッツォニアは次のブラジルGPに出場する予定がないため、スチュワードはピッツォニアに対し8000ドルの罰金を科した。
優勝争いはファン・モントーヤ(マクラーレン)をキミ・ライコネン(同)が追う展開。2度目のピットストップでライコネンがモントーヤを抜き去りトップに立つ。そのままチェッカーを受け、ライコネンが今季6勝目。
パナソニック・トヨタ・レーシングは10日、最近の憶測報道に応えて、タイヤ供給元に関して、現状を明確にする声明を発した。それによるとトヨタは、2006年度用F1チームのタイヤ供給に関し、ブリヂストンと交渉。
残り4戦、奇跡の逆転に向けて最後まで諦めない姿勢を貫くマクラーレンのキミ・ライコネン。
2005年シーズン、ヨーロッパラウンドの最後を飾るのはベルギーGP、スパ・フランコルシャン。全長約7kmのコースには様々なコーナーが点在し、高低差は105mもある。ドライバーの腕が試される“ドライバーズ・サーキット”として、ドライバーからの人気も最も高い。
同等な立場にありながら、今シーズンはチームメイトであるキミ・ライコネンに完全に置いて行かれている感のあるフアン・モントーヤ(マクラーレン)。ライコネンより劣っているのではないか、とする厳しい見方もあるが、本人はそうは思っていないようだ。