雨で混乱したF1モナコGPの中で輝いていたフォース・インディアのエイドリアン・スーティル(25日決勝)。レース残り10分の時点で4位を走行しながらも、シケインのブレーキングでコントロールを失ったキミ・ライコネンに追突され、無念のリタイア。
雨のモナコを制し、栄えあるモナコウィナーに名前を連ねたマクラーレンのルイス・ハミルトン。ポイントリーダーのキミ・ライコネンがノーポイントに終わったのを受けて、ドライバーズチャンピオンシップ単独の首位に立った。
24・25日に、フォーミュラ・ニッポンの第3戦が栃木県ツインリンクもてぎで開催された。25日の決勝は松田次生(LAWSON TEAM IMPUL・1号車)が、3戦連続となるポールtoウィンで優勝。
独ニュルブルクリンク24時間耐久レースは25日にフィニッシュを迎え、ポルシェ『911』が1-2-3位を独占した。優勝はティモ・ベルンハード、ロマン・デュマ、マーク・リーブ、マルセル・ティエマン組の1号車「911 GT3 RSR」で、148周=3756kmの勝利だった。
モナコGPで7位に入り、今季3度目となるポイントを獲得したウィリアムズの中嶋一貴。初めて挑んだモナコに苦しみながらも、日本人ドライバーとして初ポイントという快挙を成し遂げた。
●F1モナコGP、25日決勝リザルト 1:ハミルトン(マクラーレン)/ 2:クビサ(ザウバー)/ 3:マッサ(フェラーリ)
米国の国民的レース、インディ500が開催された。戦没者記念日の週末にあたる25日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイに集った推定40万人の観客が第92回を迎えた伝統の一戦を見守った。200周500マイルの激戦を制したのはスコット・ディクソン。
優勝を果たしたのはマクラーレンのルイス・ハミルトン。6周目にはタバココーナーでタイヤバリアに接触し、右リヤタイヤをパンクさせるというアクシデントに見舞われたにもかかわらず、その後は落ち着いたレース運びでリードを広げ、今シーズン2勝目。
ルマン24時間耐久、インディ500と並び、世界三大レースと称されるモナコGP。開催時期には隣町でもあるカンヌで映画祭も開催され、毎年華やかなゲストも集う世界一グラマラスなレース。
これまでに9ポイントを獲得しているチームメイトのヤルノ・トゥルーリとは対照的に、まだ入賞を果たせていないトヨタのティモ・グロック。今週末はグロックにとって記念すべき初モナコなだけに、本人はぜひともポイントを取りたいと語る。