WEC 第7戦、富士スピードウェイでの6時間耐久レースに勝利したトヨタの『TS030ハイブリッド』。この勝利を祝って、トヨタ自動車の豊田章男社長は次のようにコメントしている。
10月14日に行われたWEC富士6時間レース決勝で、優勝したトヨタの中嶋一貴は、レース後の記者会見で次のようにコメントした。
ラスト・スティントはスリリングな接戦となった。ゴールまで燃料のもたないトヨタは残り19分で最後のピットストップに滑り込む。
10月14日、富士スピードウェイにおいてWEC富士6時間レース決勝が行われた。決勝では、トヨタ・レーシング『TS030ハイブリッド』がアウディスポーツ・チーム・ヨーストの『R18 e-tronクワトロ』勢を振り切り、6時間にわたるレースを制した。
6時間レースも残り1時間。雲は薄くなり、どうやら雨の心配はなさそうだ。遠く富士山も山頂を覗かせた。しかし、気温は15度台まで下がり、ミシュランの技術者がしきりに路面温度を計り始めた。
スタートから3時間43分を経過したところでアウディに致命的な通達が出された。周回遅れのアストンマーチンをヒットし、スピンさせた事によるペナルティが出されたのだ。
これまでのレース前半を振り返ってみよう。スタート直後に第1コーナーでトヨタ『TS030ハイブリッド』に押し出されたアウディ『R18 e-tronクワトロ』1号車はアウディ2号車に先行を許し、苦しいスタートとなった。
予定通りの31周にあたる94周で2位のトヨタは3回目のピット・ストップを済ませた。ガスチャージのみだ。
富士スピードウェイで行われているWEC 6時間耐久レースは前半の3時間を終えて、トヨタの『TS030ハイブリッド』が先頭を走っている。2位・3位はアウディの『R18 e-tronクワトロ』がつける。
スタートから1時間35分が経過し、レースは2回目のピットストップの時期を迎えた。最初のスティントから1周延ばし、32周を走ったトップのトヨタがピットイン。