新しいFFプラットフォームを採用し、開発された新型『ヴォクシー/ノア』のスタイリングは、アイデア確立段階ではトヨタ本社を含むトヨタ系3社デザイン部による競作の末、テクノアートリサーチの案が採用されたという。
大人4人がくつろげる広さと、乗る人の心地よさを追求した『MRワゴン』のルーツは、97年の東京モーターショーに出展された『UW-1』にさかのぼる。UW-1は『ワゴンR』を大ヒットさせたスズキが、上下方向ではなく前後方向に広さを求め、より「乗用車らしく」したコンセプトモデルだった。
『MRワゴン』では室内の収納スペースが充実している。四輪商品企画グループ長の坂本昭博取締役によると、フロントシート左右の間にある「シートサイドラック」はデザイン部門からの提案で、設計陣が苦労の末に完成させたもの。
トヨタモデリスタインターナショナルは、新型ノアをベースにしたカスタマイズカー『ノア“ザ・スピード”』と、新型『ノア』用カスタマイズパーツ4バージョンを開発し、全国のカローラ店、モデリスタ店で発売する。
トヨタモデリスタインターナショナルは、トヨタ『ヴォクシー』をベースにしたカスタマイズカー『ヴォクシー・ストリートビレット』と『ヴォクシー・スピードツアラー』を開発、全国のネッツトヨタ店とモデリスタ店で販売する。
『エスティマ』、『イプサム』につづき『ヴォクシー/ノア』のモデルチェンジによって、トヨタミニバンラインナップの再編成がまさに進行しつつある。ここで現在のミニバンラインナップをおさらいしてみよう。
トヨタ自動車は新型『ノア』、『ヴォクシー』の発売により、早期にミニバン市場での国内シェアを40%以上に引き上げることを明らかにした。ミニバン市場ではホンダ『ステップワゴン』などに押され、これまで40%台のシェア獲得には至ってなかった。
スズキが本日発表し12月4日に発売する軽自動車『MRワゴン』はいわゆるトールボーイワゴンだ。スズキには『ワゴンR』というトールボーイワゴンの先輩格で定番がある。MRワゴンは乗用車として住み分ける。