BMWの中核を成す重要モデルだけに、6代目(コードネームはF30)も冒険を避け、手堅くまとめた印象がある。しかし、スタイルの洗練度は『5シリーズ』以上に高く、内装の質感もクラストップレベル。
レンジローバー『イヴォーク』(イヴォー“グ”ではない)は、まさに新種のSUVだ。ジャンルは違うが、最初のアウディ『TT』が登場したときのようなインパクトがある。
そこはかとない高級感を漂わすレクサス『GS』。パフッ!と物静かに閉まるフロントドアの音の高品位ぶりに「おっ」と思わせられた。
ダイハツの『ミライース』に続いて、スズキからも『アルトエコ』と呼ぶ燃費スペシャルが登場してきた。
昔所有していた『ジュリア』クーペの『2000GTV』や、今でもたまに取材で乗る旧き佳きアルファロメオに比べて、新型『ジュリエッタ』が薄味になったのは否めない。でも無味乾燥では断じてない。
スズキ『スイフトスポーツ』は今ではコンパクトカー唯一のスポーツモデルといっていい。スズキ自身が今ではWRCラリー活動を休止してしまったので、このモデルの行方が案じられたこともあったが、2011年の東京モーターショーに合わせてしっかり開発されてきた。
軽自動車には規格の制約があって、どう作ってもほかのクルマと同じになってしまう部分が多いもの。なのにホンダの『N BOX』ときたら、その軽自動車の規格の中で何でも1番って感じで、徹底して気合を入れたクルマ作りをしてきた。
スバル『BRZ』とトヨタ『86』は足まわりが差別化されている。具体的にはスプリングとダンパーが異なるらしい。そして、スバルとトヨタ両社の開発者は、ともに「わずかな差」と述べていたのだが……。
マツダの新世代エコテクノロジー群「SKYACTIV(スカイアクティブ)」が投入された新型ミドルクラスSUV『CX-5』。発表会翌日の2月18日、東京都心でマスメディア向けの試乗会が行われた。
かわいらしいエクステリアデザインにカラフルなボディカラー、カジュアルなインテリアやエコに関するユニークな表示の充実などと、クルマのキャラクターに相応しい付加価値がいくつも与えられているところが、まず好印象なトヨタ『アクア』。