オトナなデザインである。昨今の男のコたちは、スマホのデザインにもこだわりがあって、審美眼が鍛えられているんだそうな。
エアロモデルと4WDの設定がなく(価格UPを避けるため)、ガソリン車との価格差は『ヴォクシー』のVグレード比で37万円、Xグレード比で45万円…。
これもクロスオーバーだなと勝手に思い込んで試乗会場に向かったが、しかし、新型『エクストレイル』資料のどこにも、そんなことは書いてなかった。このクルマはあくまで、メーカーの言を借りれば「進化し続ける本格SUV」として企画されたクルマ。
新型『ノア』『ヴォクシー』はまさしく理想の多人数乗車可能なファミリーカーと言える。
滅多にない機会だがトヨタの“ウェルキャブ”(福祉車両)への同乗試乗ができた。車両は『ヴォクシー』のX車いす仕様車(スロープタイプ)タイプI。広くデイサービスなどで使われる“介護式”のクルマだ。
販売好調のホンダNシリーズ。それに加わった第4弾がこの『N-WGN』だが、この新作、実はこれまでのNシリーズ各モデルとは若干異なる部分がある。
コンパクトなSUVテイストは、今年のトレンド。節約疲れでよれよれになっている日本に示す一筋の明るい光。でもこのコンパクト・クロスオーバーは、世界的な流れみたいだから、つまりは世界中が節約エコ疲れをしているのかも。
ハイブリッド車では非接触電力伝送で置くだけでスマホなどの充電が可能(Gグレード)な“トレイ”が、前席左右間に備わる(その下にニッケル水素バッテリーがある)。そのトレイが200mmほどの高さだが、それ以外は驚くほど室内空間は犠牲になっていない。
試乗車は『ノア』のGグレード・7人乗り(FF)。5ナンバーボディの標準車ながら、グリル開口部を大きくとったフロントマスクは、それなりのインパクトがある。
マクラーレンのベビーカーや3人乗り電動アシスト自転車と同様、トヨタ『ヴォクシー』(と『ノア』)は、子育てファミリーの必需品だ。よって非常に手堅くフルモデルチェンジが実行された…そんな印象である。