コンセプトは「次の時代のスタンダードを創造する」こと。そんな大きな目標を掲げた意欲的な新型車が登場した。マツダの『CX-3』である。
ショッピングや送迎などの普段使いから、家族や友だちを誘ってのロングドライブまで、幅広い用途に使え、エコ指数も高いのがコンパクトカーだ。が、最近はその下のポジションを受け持つ軽自動車にも魅力的なクルマが増えてきた。
独特の“魂動”デザインで勢いがあるマツダがそれに乗り送り出した『デミオ』のSUVバージョン、コンパクトクロスオーバーの『CX-3』。
軽自動車のミッドシップスポーツカー、ホンダ『S660』は、かつての『ビート』の再来と言われることもあるが、私は、新しい価値を提案するスポーツカーだと感じた。
最も廉価なクルマで“こういうこと”をしてしまう! このスピリットが、まずは愉しい。そして、その安価なクルマとは、同時に、車重が極めて軽い軽自動車であった。
なによりも先代で目立った演出めいた走りが影を潜めて、小型軽量スポーツカーならではの素直な動きをピュアに味わえるようになったことに好感を抱いた。
『CX-3』には2WD 6AT、4WD 6AT、そしてこのクラスとしてはレアな2WD 6MT、4WD 6MTモデルがある。
日産『エクストレイル』にハイブリッドモデルが追加された。発売は5月13日だが、それに先駆けて日産のテストコースで試乗した。ただ、ハイブリッドシステムを搭載しただけでなく、多くの部分に改良を加えたモデルだった。
新たにハイブリッド専用車で復活した、ホンダのフラッグシップサルーン『レジェンド』。
2月にデビューしたスズキの『SX4 S-クロス』は、2007年登場の初代『SX4』の2世代目にあたる。このモデルから「S-クロス」という名が加わったのは、クロスオーバー色を強めたからで…ということは、初代はメーカーにとっては“普通の乗用車”だったということか。
1989年に登場した初代『ロードスター』(ユーノスロードスター)には特別な思い入れがある。
マツダ『CX-3』は、『デミオ』のプラットフォームとパワートレーンを用いたクロスオーバーSUVである。創造的なライフスタイルをサポートするクルマ造りを目指して開発された。
開発者の顔が見える日本車と久しぶりに出会った。『S660』の開発メンバーはひとりひとりの個性的な風貌もさることながら、とにかくメンバー同士の仲がいいことに驚かされる。いや、仲がいいというだけでなく、お互いが深く結び付き、信頼し合っている。
何とも爽やかな専用ボディ色に気持ちが軽くなった。特別仕様車として設定された「POP STAR」は、いかにも『XV』らしい仕立てのバリエーションだ。
2012年にフルモデルチェンジして2代目となった日産の『ノート』は、昨年10月にマイナーチェンジを受けてさらに魅力を増した。