小此木八郎国家公安委員長は15日の定例会見で、警察庁がまとめた2017年の交通死亡事故の特徴について説明。「高齢になるほど死亡事故を起こしやすい傾向が続いている」と、注意を呼び掛けた。
14日午前8時ごろ、福岡県北九州市門司区内の市道で、徒歩で道路を横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。
14日正午ごろ、福岡県北九州市門司区内にあるコンビニエンスストアの駐車場内で中型トラックが暴走し、駐車中の車両やフェンスに衝突する事故が起きた。運転していた男は泥酔状態で、警察は酒酔い運転の現行犯で逮捕している。
14日午前6時25分ごろ、滋賀県草津市内にあるバス会社の敷地内駐車場で、大型路線バスの運転者が車両の下敷きとなっているのを出勤してきた従業員が発見した。男性は死亡。無人滑走していた車両を止めようとしていた可能性があるという。
警察庁は15日、2017年中に発生した交通死亡事故の特徴を分析したレポートを公表した。事故死亡者が減少する中で浮上したのは、高齢者運転と自転車関連事故だ。
【医】技術が先か、サービスプランが先か
13日午後6時20分ごろ、愛媛県宇和島市内の県道を徒歩で横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。
13日午前10時30分ごろ、北海道当別町内の国道337号で信号待ち車列に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。最後部にいた軽RVが前方にいた別のトラックとの間に挟まれた。この事故で軽RVの2人が死亡している。
13日午前6時15分ごろ、佐賀県神埼市内の県道で、新聞配達のために徒歩で道路を歩いていたとみられる高齢男性に対し、進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。
国土交通省は、2017年度道路関係の補正予算の配分を決めた。