徒歩で道路横断の高齢女性、渡りきる前にはねられて死亡

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交通量の多い区間を徒歩で横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突した。女性は頭部強打などが原因でまもなく死亡している。

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1日午後6時50分ごろ、宮城県名取市内の県道を徒歩で横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

宮城県警・岩沼署によると、現場は名取市手倉田付近で片側2車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。78歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、左方向から交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

女性は頭部などを強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく約1時間後に死亡した。クルマを運転していた69歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は交通量が多く、夜間の見通しが悪い区間。警察の聴取に対して運転者の男性は「横断している人を発見し、ブレーキを掛けたが間に合わなかった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は交通量の多い区間だが、日曜ということもあって平日よりは若干だが少なかったものとみられる。そこに「今なら渡っても大丈夫」という油断が生じたのだろうか。結果としては渡りきる直前ではねられてしまった。

《石田真一》

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