路肩を歩いていた高齢女性をひき逃げした男を逮捕---新型車でも遺留品照合は短時間

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道路左側の路肩を歩いていた高齢女性が、後ろから進行してきたクルマにひき逃げされる事件が起きた。容疑車両は現場にヘッドライトの破片を残したまま逃走していたが、警察は後に容疑者を逮捕している。

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岐阜県関市内の市道で路肩を歩いていた高齢女性をひき逃げし、重傷を負わせたとして、岐阜県警は2日、岐阜市内に在住する男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

岐阜県警・関署によると、問題の事故は2018年3月31日の午後7時ごろ発生している。関市緑町1丁目付近の市道(片側1車線の直線区間)で、道路左側の路肩を歩いていた80歳の女性に対し、後ろから進行してきた乗用車が衝突。この事故で女性は頭部強打の重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走したことから、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場で採取した破片から容疑車両を特定して車当たり捜査を行い、衝突痕のある同型車を発見。このクルマを使用していた岐阜市内に在住する29歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

警察の聴取に対して男は「逮捕されると思い、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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容疑車両は型の新しい車両であり、警察に有しているパーツのデータも少なかったとみられる。それでも極めて短い時間で車種を特定して車当たり捜査に転じ、容疑者の逮捕に結び付けた。

《石田真一》

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