三菱自動車は、経営再建プランの事業再生計画を発表、主力工場の一つ、岡崎工場での車体生産を2006年度までに終了、豪州工場の生産体制縮小が盛り込まれた。
三菱自動車の事業再生計画は、2006年度までに間接人員を30%削減するとともに、本社機能をエンジン工場である京都工場に移管することを決めた。
三菱自動車の2004年3月期連結決算は、最終赤字が2154億円の大幅赤字になった。米国、日本の課税所得のマイナスが見込まれるため、繰り延べ税金資産の大部分を取り崩すため、赤字幅が拡大した。
三菱ふそうトラック・バスの新たな欠陥公表は、三菱グループらの協力で再建策をまとめている三菱自動車工業の行方にも影響を与えそうだ。
今回の新たな欠陥公表は、(1)対策費用の負担や事故で死亡した被害者への賠償、(2)ブランドイメージによる販売減少---の2点で、業績にも影響を与えることが予想される。
今回の欠陥は、4件すべてで「自発的な報告が先週あり、緊急調査して見つかった」という。ポート社長は「現経営陣のもとで強化されつつある、風通しの良い社風ができつつあることを示している」、「旧経営陣が去って、情報提供がしやすくなったのでないか」と、“改革ぶり”を強調してみせた。
ポート社長は「これで過去の品質に関わる欠陥はずべてか?」という質問に対し、「継続的に調査を実施しており、今後の調査しだいでは、さらに(新たな欠陥が)出てくる可能性がある」と説明した。
いすゞ自動車が20日発表した2005年3月期連結決算予想によると、排ガス規制特需の一服による国内トラック需要の減少で、営業利益は前期比17.1%減の700億円を見込んでいる。過去最高となった前期から大幅に減るものの、売上高利益率は5.2%を確保する。
日本自動車工業会は20日、東京で2004年度通常総会を開き、新会長に日産自動車の小枝至共同会長を選任した。任期は2年間。また新しい副会長としてホンダの福井威夫社長も就任した。
BMWは、イギリスのオックスフォードにある『MINI』(ミニ)生産工場の能力を増強する。2004年中にも、MINIの生産台数は、同工場の限界である18万台を超えるためで、主に塗装部門と組み立て部門の増強が中心となる。