日本自動車工業会は20日、東京で2004年度通常総会を開き、新会長に日産自動車の小枝至共同会長を選任した。任期は2年間。また新しい副会長としてホンダの福井威夫社長も就任した。
総会後に会見した小枝会長は「自動車産業は日本経済を支える基幹産業として重大な責任を担っているとの認識で、環境や安全などの課題に取り組みたい」と豊富を述べた。
また、三菱自動車グループの大型トラックをめぐるリコール隠し問題について、「国民に定着しているリコール制度が揺らぐのではと危惧している」と、懸念を表明した。三菱自動車グループに対しては「適切な対応を急ぎ、早期に顧客の信頼を回復するよう期待している」と、要望した。