個人的に選ぶならサーブル(褪めたベージュ)かアーモンドグリーンなどのペールトーン。もう購入同然の気分でこんな原稿を書いているほど、気になっていたクルマだった。やっと試乗が叶い、もちろん小躍りしているところ、ではある。
今はT社やN社のミニバンに乗るご近所のパパさん達に「ステップワゴンのハイブリッドは出ないんですか?」と訊かれ続けてだいぶ経つ。やっと、お待ちかねのモデルの登場、しかもご期待以上ですよ!と答えられる日が来た。
メーカーのホームページでスペックを確認するつもりが、危うくドロアーで現れた“お見積もり依頼ボタン”をクリックしそうになった。まだ1グレード、3日間だけの味見ではあったが、魅力がジワジワと身体に染み入りそうな…そんな気配濃厚ではある。
Bセグのホットハッチというと、欧州ライバル車の車名が思い浮かぶ。新型『スイフト スポーツ』は、それらに対し圧倒的に手頃な価格設定で、本気の挑戦をしかけてきた…といったところか。
VR(仮想現実)で家族が同乗しているイメージを頭に描きながら試乗してみた。すると、よかった。SUV、ミニバンといったカテゴリーを超えた、良質・上質な家族のためのグランドツアラーに思えたからだ。
もっと早く乗っておけばよかった…が第一印象。チャンスを逃し、ようやく試乗が叶ったハイブリッドは、“非スポーツ”系『スイフト』の印象を新たにする颯爽とした走りが印象的だ。
同じ「540i」でもE34(3代目)の頃は4リットルのV8を搭載していた。けれど今や3リットルのV6がフードの下に収まる。とはいえスペックは“当時”を凌ぎ、同時に燃費効率も高めているのが現代のクルマ、らしい。
最低地上高が標準の『V90』より55mm高い210mmにセットされ、「T6」同士の比較でトレッドも前+35mm、後+25mmの拡大。乗り出しで829万円の価格だから当然とはいえ、実車の走りは実に「優雅」のひとことだ。
ホンダ車の純正用品を手がけるホンダアクセスは、新型『N-BOX』向けにも多数のアイテムを開発。その中で男のレポーターでも(理由は後述)「ほぉ!」と思わせられた“提案”があったので、ここでご紹介しておこう。
標準車のほのぼのとした丸型ヘッドランプは『N-BOX』らしい。対して「カスタム」の眼光鋭いマスクは、車種を問わず、カスタム系のこうしたワイルドな雰囲気を求めるユーザーのためにある。