夜のバイク散歩が気持ちのいい季節となった。ただ単に走りたいだけだから、はっきり言ってしまえば行き先はどこでもいいのかもしれない。
いま排気量125ccの原付2種クラスが「便利で経済的」と人気だが、このクラスには昔から“隠れ名車”が数多く存在し、重宝されてきたのはいまに始まったことではない。
テクノのビートに合わせ、ごった返す人のカラダはうねりが止まらない。奥へ掻き分け少しずつ進んで行くと、最深部にようやく見つけた。ハーレーダビッドソン『アイアン1200』だ。
ホンダCBシリーズは1959年の『ベンリイCB92スーパースポーツ』(124cc)が登場して以来、いつの時代もさまざまな排気量の機種が発売され、じつに60年間にもおよぶ伝統あるホンダの血統だ。
気がつけば、新車ではもう買うことができなくなってしまっているクラッチ付きの原付1種=50ccバイク。70年代ならCB、RD、ハスラー、80年代ならRZ、RGガンマ、MBX、AR、オフ車だってDT、TS、CRM、KS-1、いくらでもあった。
高性能ハイパワーになった現代のバイクを、違反せず安全に走らせようと思えばサーキットへ行くのがいちばん。かつては“サーキット=レース”というイメージで、上級者だけの限られたスペースであったが、今は少し違う。
2003年、ホンダは“Innovative Wonder”(イノベーティブワンダー)をコンセプトにMotoGPマシン『RC211V』で培った先進技術とスタイリングを随所に取り入れ開発した『CBR600RR』を発売し、600ccスーパースポーツの魅力を広く知らしめた。
アドベンチャーイメージのクロスオーバーモデル、ホンダ『400X』が新しくなった。
650cc=ロクハン。昔なら「なんでそんな中途半端な…」と言われがちなクラスだったが、今では「ちょうどいい」「扱いきれる」と幅広い層に支持され、注目のセグメントとなっている。
ホンダ『CB』だらけのイベント「ドリームCB750FOUR 誕生50年特別展示」が、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)内のホンダコレクションホールで始まった。