英トヨタ、『Top Gear』伝説の耐久試験を再現…新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下

・トヨタが新型バッテリー電動ハイラックスに760kg超のキャラバンを約9m上空から落下させる極限耐久テストを実施し、車両は走行可能な状態を維持した。

・このスタントは20年以上前にテレビ番組『トップギア』が行った伝説の耐久試験を再現したもので、実施内容はレディットコミュニティの投票によって決定された。

・新型ハイラックスはバッテリー電動とディーゼル48Vの2種類のパワートレインを用意し、最大積載量1065kg・最大牽引力3.5トンの実用性も備える。

新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  • 新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  • 新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  • 新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  • 新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  • 新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下

トヨタの英国部門は、EVになった新型『ハイラックス』の耐久性を証明するため、760kgを超えるキャラバン(トレーラーハウス)を車両の上に落下させるという極限テストを実施した。

【画像全5枚】

このスタントは、20年以上前にイギリスのテレビ番組『トップギア(Top Gear)』が行った伝説の耐久試験を再現したものだ。当時トップギアは、ハイラックスを鉄球で叩き、海中に沈め、23階建てビルの屋上に置いて爆破するなど、あらゆる手段で破壊を試みたが失敗に終わった。その試験の一つがキャラバンの落下であり、今回はその再現となった。

テストの内容はトヨタが独自に決めたのではなく、イギリス各地のレディット(Reddit)コミュニティに投票を呼びかけ、「1トンの鉄球による連続打撃」か「キャラバンの落下」かを選んでもらった。数百人が参加した投票の結果、2003年にトップギアが行ったキャラバン落下テストが圧倒的多数で選ばれた。

テストはイギリス・サフォーク州のベントウォーターズ飛行場で実施された。重さ760kg超のキャラバンがクレーンで地上約9m(30フィート)まで吊り上げられ、新型ハイラックスの運転席(キャブ)の真上に落下した。衝撃後、エンジニアが車両を確認したところ、ボディに軽微な傷が残るのみで、車両のEVシステムはすぐに起動し、静かに走り去った。テスト中は厳格な安全基準が守られた。

トヨタによると、新型ハイラックスは開発段階でも、深水走行、あらゆる悪路での走行試験、バッテリーの完全水没テストなど、極限環境での試験を繰り返し実施している。また、悪条件での走行時にバッテリーを保護するための独自設計も採用されている。

ハイラックスはこれまで70年以上にわたって生産が続けられ、世界累計販売台数は2700万台以上を誇る。今回の第9世代モデルは今夏に発表され、バッテリー電動とディーゼル48Vマイルドハイブリッドの2種類のパワートレインを用意する。最大積載量はパワートレインによって異なるが最大1065kg、最大牽引力は3.5トンに達する。室内は広々としたダブルキャブ構造で、フルデジタル計器盤やマルチメディアシステムも装備する。

トヨタ(GB)プロダクト&サービス部門ディレクターのクリス・ヘイズ氏は「ハイラックスは世界最強のピックアップトラックとしての評価を築いてきた。第9世代モデルの発売を機に、その遺産を称え、電動化されても変わらない強さを示したかった」と述べた。

なお、テスト後のキャラバンの残骸はすべて回収され、認定リサイクル施設に搬送された。また、トヨタは今後、新型ハイラックスのキーをトップギアの公式動画チャンネルに引き渡すとしている。

《森脇稔》

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集