出光・T2・いすゞ、次世代燃料を自動運転トラックで実証

出光・T2・いすゞ、次世代燃料を自動運転トラックで実証
  • 出光・T2・いすゞ、次世代燃料を自動運転トラックで実証
  • レベル2自動運転イメージ
  • 連携イメージ
  • 自動運転トラック✕次世代バイオディーゼル燃料の親和性
  • レベル2自動運転トラックイメージ
  • 出光リニューアブルディーゼル(IRD)とは何か
  • CO2排出量を削減するためのパワートレイン技術は一長一短。商用車の航続距離・積載量などの用途、エネルギーのコスト・インフラ環境によって最適解が異なる
  • リニューアブルディーゼル(RD)は、電動化が困難な用途や地域において商用車のCO2排出量削減に対して即効性のある現実解

出光興産T2いすゞ自動車の3社は7月2日、トラック輸送分野のカーボンニュートラル実現に向け、次世代バイオディーゼル燃料の普及で連携すると発表した。

今夏から、T2が関東~関西間約500kmで運行するレベル2自動運転トラックの商用運行で、出光興産の「出光リニューアブルディーゼル(IRD)」を試験利用する。


◆次世代燃料の普及へ実証開始

今回の取り組みでは、出光興産がIRDをT2へ供給する。T2は2025年7月1日から関東~関西間の高速道路で大手運送会社向けに提供しているレベル2自動運転トラックの商用運行でIRDを継続利用し、給油オペレーションの有効性などを検証する。

試験利用する車両は、いすゞの大型トラック『ギガ』をベースに、各種センサーを搭載してT2が開発した自動運転トラックだ。いすゞはIRD使用時の車両への品質影響を確認した上で、軽油使用時と同等の修理・メンテナンスサービスを提供する。

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、トラック輸送分野ではライフサイクル全体でCO2排出量の削減が期待できる次世代バイオディーゼル燃料への期待が高まっている。いっぽうで、給油スポットの不足や通常燃料より高いコストに加え、車両性能や耐久性への影響、故障時の修理・サービス対応が明確でないことなどが普及の課題となっている。

3社は今回の実運行を通じて、給油オペレーションの検証を進めるとともに、給油スポットの拡大に向けた検討を進める。IRDを含む次世代バイオディーゼル燃料の利用環境を整備し、トラック輸送分野での普及につなげる考えだ。


《高木啓》

特集