トヨタ自動車は11月13日(米国12日)、米国において今後5年間で最大100億ドルの追加投資を行なうと発表した。今回の追加投資により、約70年前の米国進出以来の総投資額は約600億ドルに達する。
同時に、海外初のトヨタ内製電池製造会社として2021年11月に設立したToyota Battery Manufacturing, North Carolina(TBMNC)の開所式を行ない、生産開始を発表した。TBMNCは米国における11か所目の生産事業体で、投資額は約140億ドル、最大5100人の新たな雇用を創出する。
●米国で11種類のHEVおよびPHEVを生産
ノースカロライナ工場で組み立てられるバッテリーは、『カムリ』、『カローラクロス』、『RAV4』のそれぞれHEV、および未発表の3列シートBEV(トヨタ初の米国生産となるフル電気自動車)に搭載される予定だ。
また、ノースカロライナ工場はHEVモジュールをトヨタケンタッキー工場とアラバマ州のマツダトヨタ製造工場に供給する。さらにノースカロライナ工場では、2030年までに追加生産ラインの稼働を予定している。
トヨタは2000年以降、米国でHEV、PHEV、FCV、BEVを累計660万台以上販売している。「販売地での生産」という理念に基づき、トヨタは現在米国で11種類のHEVおよびPHEVを組み立てている。









