Terra Charge(テラチャージ)は10月24日、熊本県荒尾市の西日本最大級のアミューズメントパーク「グリーンランド」に、6kWのEV充電器を導入すると発表した。
グリーンランドは遊園地のほか、ホテル、ゴルフ場、ショッピングゾーン、成田山などを備え、年間多くの来場者が訪れる西日本有数の観光拠点。今回の導入は、リゾート全体のサステナブル化を推進する取り組みの一環として行われる。
日本政府は2050年のカーボンニュートラル実現に向け、EV充電器を2030年までに30万口へ拡充する目標を掲げている。観光地やリゾート施設では長時間滞在を活かした「目的地充電」の需要が高まっており、環境配慮と来場者の利便性を両立させる施策が求められている。
グリーンランドリゾートは九州を代表するレジャーエリアで、これまでも照明のLED化やリサイクル推進など環境施策を推進してきた。今回のEV充電器導入により、来場者は遊園地やホテル、温泉など滞在時間中に快適に充電できる環境が整備される。
テラチャージは充電器の設置から運用、保守をワンストップで提供し、初期費用や運用費用を抑えた導入プランを展開する。今回設置される充電器は6kWの普通充電器で、スマートフォンでQRコードを読み取るだけで利用可能な「ゲストモード」を搭載し、24時間365日のサポート体制を備えている。
同社は「ココロを『みどり』でいっぱいに。」をキャッチコピーに掲げ、顧客満足度向上と自然環境に配慮した事業活動を推進している。今回の連携により、地域全体で持続可能な観光の実現と来場者の利便性向上を目指す。
テラチャージの充電器はすでに複数のテーマパークに設置されており、利用状況も好評という。料金も手頃で、初めての利用者でも気軽に使えるQR決済が支持されている。今後もアミューズメント施設やテーマパークへの導入を積極的に進めていく方針だ。
テラチャージはスマートフォンのアプリまたはQRコードで利用できるEV充電サービスを提供している。充電スポット検索から利用、決済までスマホで完結し、24時間対応のコールセンターを備える。全国の自治体や宿泊施設、商業施設、ゴルフ場などと連携し、「すべての人と場所にエネルギーを」をミッションに事業展開している。




