メルセデスベンツ『GLC』新型向け、EVパワートレイン生産開始

メルセデスベンツGLC新型のEVパワートレイン生産開始
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メルセデスベンツの完全子会社のスター・アセンブリーは、ルーマニアのセベシュ工場において、新型『GLC』の電動駆動ユニットの組立を開始したと発表した。

【画像】メルセデスベンツGLC新型のEVパワートレイン生産開始

同社は3万平方メートル以上の新工場に投資し、電動駆動ユニットの組立とロジスティクス機能を統合した。この投資により、高技能労働者の雇用確保と地域発展への貢献を目指している。

電動駆動ユニットはメルセデスベンツが自社開発したもので、電動モーター、パワーエレクトロニクス、動力伝達用ギア部分の3つのサブシステムで構成される。セベシュ工場では約1万5000平方メートルの組立ラインで、200以上の手動・自動化プロセスを経て完成品を製造している。

完成した駆動ユニットは2026年から新型GLCの量産を行うドイツ・ブレーメン工場に供給される。また2026年からはハンガリーのケチケメート工場で生産される新型『Cクラス』のEV向けにも電動駆動ユニットを供給する予定だ。

生産はメルセデスベンツのデジタル生産エコシステム「MO360」に完全統合され、全ての部品の追跡可能性を確保している。工場は再生可能エネルギーを使用したCO2ニュートラルな生産を実現しており、最大5MWの太陽光発電設備の設置も検討中だ。

スター・アセンブリーは2013年の設立以来、複数のトランスミッション組立を手がけ、2020年には8速デュアルクラッチトランスミッションの生産開始により電動化への重要な一歩を踏み出していた。今回の電動駆動ユニット組立拡大により、完全電動化への転換をさらに推進する。

《森脇稔》

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