アストンマーティンは10月16日、オンライン・コンフィギュレーターの大幅なアップデートを発表した。4年前のサービス開始以来、最大規模の更新となる。
【画像】アストンマーティンの新オンライン・コンフィギュレーター
今回のアップデートでは、ユーザー体験の向上に重点を置いた改良が行われた。特に注目すべきは画質の大幅な向上で、ペイントの光沢や反射をより忠実に再現する新しいアニメーション機能が追加された。これにより、車体表面の3次元的な特徴をより分かりやすく表現できるようになった。

ペイントのサムネイル画像も大型化され、ボディ表面の様々な部分における質感の違いを把握しやすくなった。また、色が照明にどう反応するかを示すプレビュー機能により、より艶やかな光沢と反射で表現されている。
新機能として、アストンマーティンの本社があるゲイドンの背景画像が追加された。同社のウォリックシャー本社の大きな吹き抜けエントランスホールは、これまでもロードカーやレーシングカー、コンセプトカー、クラシックカーまで、あらゆる世代のモデルを展示する会場として活用されてきた。
デスクトップ版では、車両の表示スペースを増やすため、ナビゲーションバーの配置が縦から横へと変更された。このサイドバーは展開表示することも、折りたたんで表示をすっきり見せることも可能だ。

選択を行うたびに、より正確で関連性の高いズームイン画像によって選択肢が表示され、様々な選択による違いが分かりやすく提示される仕組みも導入された。
新しいコンフィギュレーターは、『Vanquish Volante』、『DBX S』、今後予定されている『Valhalla』など、アストンマーティンの最新モデルを見ることができるショーケースとなっている。エイペックスグレイやポディウムグリーンなどのペイント色、カーボンファイバーやチタンなどの素材を、生き生きと鮮明に細部まで再現している。

アストンマーティンのグローバルマーケティングディレクター、アレックス・ロング氏は「コンフィギュレーターは、現在のアストンマーティンの顧客体験に欠くことのできない要素となっている。デジタルチームはアストンマーティンのデザインスタジオと密に連携して、鮮やかで処理速度の速い、感動的な体験を構築した」とコメントしている。
同氏は続けて「アストンマーティンのデザイン、エンジニアリング、クラフトマンシップの品質と豊かさが忠実に再現され、購入を検討されている顧客に見てもらえることは、私たちにとって極めて重要なこと」と述べた。