インテル傘下のモービルアイは9月1日、自動運転によるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の本格展開に向けて、第2世代の「Mobileye Drive」技術を開発したと発表した。
同社は現在、ノルウェー、ドイツ、米国で第1世代技術を使ったパイロット運行を実施している。オスロ郊外のグルード渓谷とドイツのフランクフルト郊外でそれぞれ6台のNIO車両が安全オペレーター付きで運行されており、エコシステム参加者がオンデマンドシャトルの新しいプロセスを学び、プラットフォームとユーザー体験を調整する機会を提供している。
これらのテスト結果を踏まえて開発された第2世代技術は、モビリティサービスでの使用と自動車規模での生産に最適化されている。フォルクスワーゲン『ID.Buzz』に搭載される新システムは、同社最強のEyeQ6Hチップ4基を活用した新しいモービルアイドライブECUを採用。モービルアイイメージングレーダーを含むより堅牢なセンシング、最適化されたアルゴリズム、透明なコンパウンドAIアプローチにより、高性能で拡張可能かつコスト効率の良い製品の提供を目指している。